漁師の父や祖父の影響で水産学部にて学ぶ

私は長崎の離島の出身で、父と祖父が漁師だったこともあり、幼いころから船に乗せてもらっていました。海や釣り、魚が好きだったため、大学は水産学部で学びました。現在は、増養殖営業部に所属しています。増養殖営業部はふたつの課があり、ひとつはエサの販売、もうひとつは活魚の二次加工品の販売。なかでも私が担当しているのは、エサの販売です。

入社後に先輩の指導を受けて知識を蓄える

魚のエサは、魚の種類やサイズごとにそれぞれ異なります。例えば、ブリでしたら稚魚から成魚までサイズに合わせて15段階ほどに分かれています。サイズごとに適した大きさのエサを与えなければならないのです。また、エサは季節ごとに夏は低魚粉タイプ、冬は高たんぱくタイプなど、使い分けもしています。これらの知識は、入社後に先輩から指導を受け、少しずつ学びました。

将来は、新たな商品開発を行うのが夢

営業職とはいえ、現場に出向くことができるのもこの仕事の魅力。お客様の生けすは、海はもちろん、ウナギや鮎、ニジマスの場合は山間にあります。朝早く営業へ行くときには、お客様と一緒に朝食をいただくことも。締めたばかりのブリの味わいは、何とも表現しがたいおいしさです。将来的には、この会社でメーカーと共同で、水産以外の新商品の開発にも取り組んでみたいです。